「エクセルを使った作業に時間がかかってイライラする。」
「思うように編集できなくて、うんざり。」
こんな悩みを持っていませんか??
私は、建設業の会社で働いているのですが、
周りのみんなはなぜかパソコン作業がとても苦手で、イライラしている人がたくさんいます。
よく見てみると、みんな表計算ソフトのExcelをよく使っているんですが、
みんな、変な使い方をしています。
例えば、
セルのサイズを方眼紙のように設定して、セルの結合オンパレードの書類を作っていたり、
ビジネス文書を作成していたり、当番表に手入力で担当者の名前を入力していたりと、
本来の使われ方ではない用途で使われています。
これで、残業はやめろなどと言ってても、本末転倒ですよね。だって、ツールを使いこなせていないんですから。こんなのでは早く終わる仕事も何倍も時間がかかってしまいます。
皆さんはエクセルを使いこなせていますか?
これらの例を聞いて、ドキッっとした方は、続きを読んでくださいね。
「いやいや、私はなんとかなってるよ!」と思った方でも、エクセルってやろうと思えばなんでもできてしまうので、効率化できる余地が必ずと言っていいほど潜んでいます。
これを読むことで、エクセルの使い方がわかり、仕事が早く終えられるようになります。またエクセルを使う上で、知らなかったでは済まされないようなこともいくつかあります。
エクセル初心者、中級レベルの人が読んだら、効果が大きいと思います。
自由な時間を手に入れるためにぜひ続きをご覧ください!!
そもそもエクセルって何?
エクセルとはそもそも何なんでしょうか。書類を作成するものでしょうか??
いいえ、違います。表計算ソフトです。
表を使って計算させるためのソフトです。表作成ソフトでも、文書作成ソフトでもありません。
計算用のソフトです。これをまず間違えている人がいますよね。ここを間違えてしまうと、
方眼紙のようなセルが量産されてしまい、後々、自分たちの首を絞めていくことになります。諸悪の根源は、エクセルの使用方法が間違っていることなのです。
悲報!!勉強してるけど実務で通用しない
私がエクセルを教えるとき、よく耳にするのが
「資格の勉強しているけど、仕事の役に立たない」、「パソコン教室に通っているのに、仕事がスピードアップしない」のように、何か仕事のために頑張って自主学習しているにも関わらず効果が出ていないことです。
私は、会社でエクセルの講師をすることがあるのですが、かわいそうなことに頑張って勉強している人に限って、エクセルの操作や、パソコンスキルが上達していない、実務で通用していない人が多いです。
それはなぜなんでしょう??
まず、エクセル資格の勉強についてですが、資格の類はエクセルの機能や関数に関することを広~く、浅~くチェックするためのものだからです。つまり、資格を取れたからと言って、実務で活かせるかは別問題です。
皆さんよく、勘違いしているのですが、資格って取ることがゴールではないです。取った後にその資格があるからできる仕事があるんです。つまりスタートラインに立つ資格を手に入れることと同義です。
たとえるなら、ドラゴンクエストで中ボス(資格試験)倒すと(合格する)と次の街(仕事)に行ける(できる)みたいなイメージだと思ってください。
資格取ったとき、仕事ができるようになるわけではなく、一つ上のレベルの仕事をするための権利が与えられるみたいなイメージです。
だから、資格取ればエクセルを実務で活かせるとは限らないですし、ほとんどの場合そのままでは活かすことはできません。
次に、パソコン教室についてはどうでしょうか??
パソコン教室は、先生の質によりけりですが、私の経験上、まず先生を探すのが大変。
しかもたいていの場合、その辺で売っているエクセルのハウツー本のような内容を先生と一緒にこなしていくような形態です。
こんなの家で自主学習してるのと大して変わりません。
なんといっても、時間がかかります。ほとんどの場合、カリキュラムが組まれています。
初級
中級
VBA
関数
などレベル別にカリキュラムが組まれていて、1コマ1時間、週1回、3か月のような時間が必要です。
忙しすぎる今の時代にこんなに時間をパソコン教室に使える人はどのくらいいるのでしょうか。
エクセルのスキルは大切ですが、長時間かけて身に着けるものではないと思います。なぜなら、エクセルはただの道具であり、仕事をするために使うものです。エクセルが使いこなせるようになるのが仕事の目的、目標ではありません。
目標とか目的の設定については、「基本的な目標設定の仕方 ~その目標、1年後に達成したかどうかわかりますか?~」をご覧ください。
この目標、目的がとても大事になります。そもそもエクセルを使って何をどうしたいのか。ドンな資料を作って、だれに見せたいのでしょうか?
そこがわかっていないと、いくらエクセルを勉強しても実務で使うことはできません。さらにいつもやっている作業をいかに効率的に、楽に、ミスなく済ませる仕組みを実現するのかという発想力がとても重要になります。特に「楽に」という言葉がキーワードです。
楽をするということは働くうえで考えたことがない人も多いかもしれませんが、エクセルを使うときは別です。とにかく面倒くさいことを見つけることが大事です。ちょっと視点を変えて普段の業務から無駄を探してエクセルを実務に生かしていきましょう。