Excelってそもそも何をするためのソフトか、知っていますか??
Excelマインド1にも書きましたが、表計算を行うためのソフトです。
表を作成するためのソフトではなくて、計算するためのソフトなんです。文書を作るためのソフトではなくて、計算させるためのソフトです。
間違えないでくださいね。計算させないエクセルデータを作るくらいなら、ワードなどを使った方がよっぽどきれいな文書を作ることができますからね。
ということで、今回はエクセルに計算させる方法を学んでいきましょう。
ここで、質問ですが、Excelにおける「数式」ってどんなものかわかりますか??
わからない方は引き続きご覧ください。
Excelの数式入力 超基本!!
数式と聞いて、どんなものを思い浮かべますか??こんなやつ???
それとも、こんなやつですか???↓↓↓
どの数式も、間違いなく数式です。数学嫌いの私にはおぞましいものです。
こんなの私には無理だよ~~~っと泣きそうになっている方もいると思いますが、ご安心ください!!!!!!!
朗報です!!!
なんと!!!!
1+1=2
2*2=4
2-1=1
・
・
・
これらもすべて、数式です。
ちょっと安心しましたね。そうなんです。数式といえども、簡単なものから、複雑なものまでピンからキリまであります。
ここでは、簡単な数式を使って練習していきましょう。
数式入力:2つのルール
Excelで数式を入力するためには、ルールがあります。
ただただ、セルに「1+1=2」と入力するだけではいけません。
まず、一つ目のルールとしては、「イコール【=】から入力を始める」というものがあります。
イコール以外の文字から入力を始めてしまうと、Excelさんは数式だと判断することができません。
数式を入力したいときは、何があっても、イコール【=】です!!!絶対に忘れないでください。
2つ目のルールは、「半角で入力する」です。
文字の入力には、半角入力モードと全角入力モードがあります。
同じ1+1の計算でも「=1+1(半角で入力)」、「=1+1(全角で入力)」では結果が異なったり誤動作する原因となります。ということで、必ず数式を作る時は、半角です。
この二つだけです。これだけで、数式を使えるようになります。
次に演算子の紹介をします。
演算子とは、+(プラス)とか-(マイナス)、×(かける)などです。数式はこれら演算子と数字やセル番号を組み合わせて作ります。
例えば、1+1の結果を知りたいときはセルに「=1+1」と入力することで、「1」が表示されます。
セルには「=1+1」と入力されています。でも、見た目は「2」となっているはずです。
この時の「=1+1」のことを数式と言って、見えている「2」のことを「戻り値」と言います。
ここで、A1セルからA5セルまで縦に1,2,3,4,5と入力されているとします。この時5つのセルに入った数値の合計を求める式をA6セルに入力することを考えてみましょう。
皆さんも考えてみてください。
答えはいろいろあります。
- =1+2+3+4+5
- =A1+A2+A3+A4+A5
- =SUM(A1:A5)
これら、どれでも正解です。
では、A1からA100まで数値が入っていた場合の合計は?
A1からA1000まで数値が入っていた場合の合計は??
そうです、hてしなくなるんです。
=1+2+3+4+5+6+7+8+910+11+12+13+14+15+・・・・・+1000
こんなことするのは現実的でないですよね。
ここで、やっと関数が登場します。
先の例題の回答に関数を使っていたのですが、気づきましたか?
回答例の3.です。「=SUM(A1:A5)」というものです。
このSUM関数を使えば、指定したセル範囲に入力されている数値の合計を計算してくれるのです。
例えば、A1からA100までの数値の合計を出すには、
「=SUM(A1:A100)」と入力すればよいです。
A1からA1000の場合でも
「=SUM(A1:A1000)」と入力するだけです。
=1+2+3+4+5+・・・+100
なんてことはする必要がありません。
このように、Excelで作業する際に厄介な作業を簡単に行ってくれるために用意されているのが「関数」です。
関数は簡単なものから難しいものまでさまざまな種類が用意されています。仕事の内容によっては一生使うことがない関数もあると思います。そのため、全部覚える必要はありません。自分がよく使うものだけ覚えていれば十分で、そのほかの関数については、調べれば使える程度になっていればよいです。
Excelを使いこなせない人に限って、関数を覚えようとします。
覚えなくていいんです。
調べて理解することができればそれでいいです。
是非、覚えようとせず、気楽に取り組んでみてください。