フューチャーマッピングの備忘録 ~理想と現実のギャップを埋めよう~

フューチャーマッピングを身に着けることで、次のような場合に役に立つらし。

  • 新しい切り口の発送が必要な時
  • 予測が難しいことに対しての準備が必要な時
  • なかなか行動に移せないとき
  • チームの雰囲気を改善したいとき
  • 人を動かす文章を書きたいとき
  • 計画の実現性を高めたいとき

これら以外の状況でも活用できることもある。フューチャーマッピングは思考法の一つであるが、今まで学んで蓄えてきた知識を結合するためのツールなのです。つまり、私のように意味もなく大学院までいって、得た知識を現場に活用できていない人たちにはもってこいのツールなんです。

そのほかにも、学校の成績は良かったけど、働き始めた途端人生がうまくいかなくなったと感じている人や、生きていくことってこんなに大変だと思っていなかった人とか、普通に生きていきたいだけなのに普通に生きることすら難しい人にもぜひ試してほしいツールです。

他人の幸せを3分間真剣に考えよう

1.

まず120%幸せになってほしい人を一人選びます。誰でもいいです。友人、家族、恋人、同僚、上司、歴史上の人物など誰でも良い。でも絶対一人に絞ってほしい。

ここで選んだ人は3日後に120%の幸せを手にしています。ここでいう120%の幸せとは「落ち着いていて、何の不安もなく、心から深く満たされている状態」のこととします。パリピみたいに騒いで遊んで盛り上がっているから幸せという意味ではないのでご注意ください。

それでは、120%の幸せを手にしてほしい人の名前をノートに書きましょう。

Name:             

2.

次にその人が120%幸せになった3日後の未来を想像してみます。幸せになったその人があなたにありがとうと言っている光景を思い浮かべてください。

  • その光景はいつですか?何時ごろですか?
  • その人は一人でいますか?ほかにも誰かがいますか?
  • どんな服装ですか?どんなしぐさをしていますか?
  • その光景の中で目を引くものは何かありますか?

上記の答えをノートに書いてみましょう。

3.

最後に3日後に120%幸せなその人がどんなセリフを言っているでしょうか??思いつくままにノートに書いてください。この時は頭で考えずに思いついたセリフはすべて書いてください。できるだけたくさん書き留めてください。意外性があると後々画期的な展開に結びつくきっかけになります。

それではどうぞ。

さて、ここまでの作業はいわばエンディングのシーンを思い浮かべる作業です。先にゴールした時のイメージを明確にしておくことが大切なんですね。さらに言うと、120%幸せにしたい人というのは実は自分自身のことです。そんなはずないと思うかもしれないが、実際にそうなんです。試しに先ほど考えたセリフの主語を自分にして言い換えてみてください。

このように、120%幸せにしたい人を想像することで、自分の本音がわかるのですが、メリットはそれだけにとどまらない。相手を喜ばせようとすると、自分すら意識していない本当の自分も喜ばせることになります。

たった3分間、他人の幸せを真剣に考えることで、ますます他人のために行動したくなります。そして、本当の自分を幸せにすることにつながります。

イメージで思考の限界突破

どんなに考えても、どんなに考えても、いいアイデアが出てこない。どれだけ考えても、答えが思いつかない。そんな経験ありませんか?

でも、その答えはイメージの中に潜んでいます。ここでは、そのイメージの持つパワーを体験してもらいます。

そもそも、0から1を生むような発想、アイデアは問題を分析するだけでは生まれてきません。ほとんどの場合、家でリラックスしている時、風呂に入っている時、といった何気なく過ごしている時にふと思いついたりします。

でもなぜ、なんとなく考えていたことに答えが隠れていることが多いのでしょうか。それはイメージには、

「狭い世界の認識からあなたを解き放つ!!」

こんな力があるからなんです。なんかイメージってすごいと思うようになってきていませんか?そうなんです。イメージってすごいんです。

もう少し詳しく見ていきます。

そもそも「狭い世界の認識」って何でしょうか。考えてみましょう。

皆さんは、「新しい企画を考えないといけないけど、同じようなことしか思いつかない。」、「課題解決する方法を考えても、出てくる対策はどこかで聞いたことがあるような役に立つかどうか怪しいものばかり。」こんな経験したことないですか?

この原因は、今までうまくいってきた狭い世界の慣れ親しんだ方法で、目の前にある課題、問題を効率的に解決しようとするからです。「前の会社ではこうだったから・・・」、「うちの業界では・・・」、「私が若いころは・・・」などです。こんなこと言った覚えがある方は要注意です。狭い世界に閉じ込められている証拠です。

こんな状態では、狭い世界で手に入る情報で問題に立ち向かわなくてはなりません。圧倒的に不利ですよね。だからこの狭い世界から飛び出る必要があるんです。その方法がイメージというわけなんです。

それでは、皆さんもイメージで思考の限界を突破してみましょう。

1.

まず、先に選んだ120%幸せにしたいと思った人を思い浮かべてください。この人から、箱に入ったプレゼントをもらいました。その箱はどんな箱でしょうか。絵に描いてください。

  • ざらざらした手触りですか?
  • つるつるした箱ですか?
  • 重さはどのくらいですか?
  • 包み紙の色は何色ですか?
  • 中身は動いていますか?
  • 温かいものですか?冷たいものですか?
プレゼントボックス赤とプレゼントボックス緑が並んでいる画像緑地に黄色の星があしらわれているラッピングに赤いリボンで結ばれている箱いろんなギフトボックスが並んでいる画像

2.

箱を絵に描いたら、その箱からプレゼントがいきなり飛び出してくるイメージをしてください。1、2、3!!の合図で飛び出してくる、意外なイメージを細かく描写してください。

3.

  1. First Impression(第一印象)
    第一印象を大切にして、自由に連想をつなげていく。

  2. First Experience(初めての経験)
    初めて経験したのはいつだったか?それはどんな時だったか?そこから連想につなげていく。

  3. As Is(そのもの)
    イメージそのものから連想をつなげていく。

  4. Play(言葉遊び)
    イメージしたものの名称から連想する。
  5. Search(調査する)
    出てきたイメージをネット等で検索して、そこから得た情報を基に連想していく。

  6. Reveal(温存しておく)
    あまり深く考えないで、頭の片隅に置いておく。後で振り返るようにする。

さあ、これで、あなたの狭い世界の認識から飛び出すことできました。きっと、新しい答えに出会えているはずです。

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